最近とみに

最近とみにグールドを聞いている


何か彼のグルーヴには

水がダイアモンドを切るような

本質的なものは全てに勝る

そんな力がある


今にも手が届きそうな

彼の熱情はやはり

とても身近なものであると思う


神経質な彼の性格は

ピアノを叩く瞬間のリラックスに

必須のものだったのではないだろうか


年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず


相変わらず代わり映えのしない日常

その主観は時々には正しいのかもしれない

でも間違いなく

着実に

一滴ずつ落ちる水滴のように

人は変わっているんだ