データの自発性自己紹介

完全性を考える時最近いつもまず感じるのは、自分が自分である事を証明する機会が増えて、さらにはその方法がどんどん面倒くさくなっている事です。もちろん自動化も進んでいるので面倒なのはある一定の期間であるのも確かですが。
たぶん常日頃から自己証明を知らず考えて生活するようになっているし、それは自分のリスク管理として正しいのでしょう。

開発の現場ではオブジェクトという言葉が出てきて以来、データは「オブジェクト」として我々人間のように「個」として捉えられるようになっています。JavaのObjectクラスには「toString()メソッド」があり、その役割はオブジェクトの自己紹介となっています。
オブジェクトの完全性証明をイメージしてみると、toString()メソッドの実装によりずいぶん可能性が広がります。
プログラマは静的な情報をなるべく多く使ったハッシュ値を使ったり、なるべく少ない言葉で本質を表す表現を返すように実装します。
一般的なデータとクラスオブジェクトを同一視するな、と怒られるかもしれませんが、toString()メソッドを自身を見ながら自動生成する仕組みがあるとずいぶん楽になるはずです。

なかなか「お前だ!」って認めてくれない状況で、一般データもプログラムファイルも動的に静的な自分の自己紹介を作れれば、完全性は自発的に頑張って証明する事が出来る。

このデータの自発性自己紹介はちょっと今、僕の中で熱いです。